それいけ!アンポンタン〔4〕

 
やめるんだ!バイキンマン!!


うるせーやい!


「買い占め」とかするんじゃなーい!買い占めたらいろいろ大変なことになるんだよ。いいかい、例えば僕が誕生した背景。そこにはやなせたかしの従軍経験があり、とくに戦いのなかで「正義」というものがいかに信用しがたいものかを痛感したんだよ。でも、これまでのヒーローは「正義」こそ口にするが飢えや空腹に苦しむ人間へ手をさしのべることはしなかった。戦中、戦後の深刻な食糧事情もあり、当時からやなせは「人生で一番つらいことは食べられないこと」という考えをもっていた。50代で「アンパンマン」が大ヒットする以前のやなせは売れない作家であり、空腹を抱えながら「食べ物が向こうからやって来たらいいのに」と思っていたという。こういった事情が「困っている人に食べ物を届けるヒーロー」という着想につながったんだ。アンパンマンと「正義」というテーマについて、やなせは端的に「『正義の味方』だったら、まず、食べさせること。飢えを助ける。」と述べている。また別のインタビューで、やはり「究極の正義とはひもじいものに食べ物を与えることである」と述べている。さらに主人公をあんパンにした理由を「外の皮はパン=西洋、内側はあんこ=純日本。見た目は西洋でも心は日本人である。」と解説している。かつて、たびたび起こった「顔を食べさせることは残酷だ」という批判にも、「あんパンだから大丈夫です」と冗談めかして反論していたぞ。空腹の者に顔の一部を与えることで悪者と戦う力が落ちると分かっていても、目の前の人を見捨てることはしない。かつそれでありながら、たとえどんな敵が相手でも戦いも放棄しない。これらの点について「ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そしてそのためにかならず自分も深く傷つくものです」と、自身が絵本のあとがきで語っているんだ。そうさ、愛と勇気が友達さ!今こそ助け合いの精神で自分ができることを…


 
ウィキのコピペか!アンパンマン!!

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